11月8日(火)に、呉市立美術館にて、学芸員の皆さまに向けた「人を引き付ける魅力的な話し方とは?」と題し、話し方の研修を行いました。
最初の1時間半で「なぜ魅力的な話し方が必要なのか」など、実例を交えて講義を行い、
残りの1時間半では実践ロールプレイングを行いました。
「ドメインを拡げる」事例として、ヤマト運輸の話をいたしました。
昔は宅急便といえば荷物を送るしかなかった時代に、「クール便」や「ゴルフ、スキー宅急便」が出来た事例を話し、
「自分が今行っている業務から一歩外に出て、業務の幅を広げることの大切さ」をお伝えし、そのために今回の話し方研修がある、おつたえしました。
ロールプレイングでは、ギャラリートーク冒頭のつかみの部分を1分間と3分間で作成してもらい、実際に話していただきました。
(1分間スピーチの原稿作成中の様子。皆さま真剣です)
1分間のスピーチでは、スピーチ風景のビデオ撮影を行い、自分のスピーチを振り返りました。
ビデオが目の前にあると緊張をされ、本来お持ちの実力が発揮できないとおっしゃっていましたが、
言葉の選び方や展示への興味がグッと引き付けられるお話しをされ、今すぐにでも美術館見学をしたくなりました。
3分間のスピーチの方が、より情報量が増え、展示への興味がよりそそられる内容となっておりました。
興味をそそられるギャラリートークですが、次はこちらの展示で行われるようです。
くらしを彩るアール・ヌーヴォーの画家 アルフォンス・ミュシャ
2016年12月11日(日)から2016年2月12日(日)まで開催されます。
会期中にギャラリートークが4回開催されますので、ぜひ足をお運びくださいませ。
また、会期中にはその他さまざまなイベントも開催予定です。
「日本の道100選」に選ばれた「美術館通り」を通って、珍しい六角レンガの外壁を持ち、
レトロな階段が皆さまをお迎えする「呉市立美術館」でノスタルジーに浸ってみてはいかがでしょうか?
くわしくはこちらまで。
ますますご活躍くださいますよう、心より期待しております
(十倉の講義も、熱の入ったものになりました。